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>> 株式投資で損ばかりしている方へ、、、
    とりあえず、これを読んでみて下さい



ボリンジャー・バンド入門 ― 相対性原理が取り明かすマーケットの仕組み (ウィザード・ブックシリーズ) 人気ランキング : 48032位
定価 : ¥ 6,090
販売元 :パンローリング
発売日 : 2001-12-22
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 6,090
「フェア」と言う事。

2002年8月頃に購入。其の当時は、「うねり取り」で儲け始めていた時期なので、
テクニカル指標が、どの程度、当てに為らないものか、開発者自身は、如何考えているのか、
或いは、どのような「言い訳」をしているのか、と半ば、興味本位で読む心算だった。

ジョン・ボリンジャーと言う人物について、他のレヴュアーの方も「誠実」と
コメントされているが、私は、「フェアな人物」と形容したい。

理由は、ボリンジャー・バンドの「順張り」「逆張り」の両方の戦略が
取り上げられているから。簡単に言うと?2σに、プライスが達した時、
「買うのか、売るのか」に対して、「逆張りなら買い」、「順張りなら売り」であり、
「結局、どっちなんだよ!」と言う阿呆なギャンブラー・タイプのトレーダーに
対しては「御自分でお決め下さい。」と言う事。
林輝太郎氏が著作の中で「買い玉を高値で売ったら、其の翌日に、更にまた上げていた。
新たに買い直した方が良いのか。」と言う質問に対して、「どちらでも良い。」と答えていたのと
同じだと思う。詰まり、更に其の後も上げる確率は50%だから。

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(確率的優位性云々を言う者は、自分の「無知」を棚に上げて、
「知者」の言葉に耳を傾ける事も無く、「知識のひけらかし」と言う。
無知なる者が「お前は『物知り』だから、悪い。」と、丸で悪口に為っていない
「戯言」を喚いているだけ。)
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さて、話が幾分逸れて仕舞った。増田教授のMM法等が典型的だが、
日本人の「逆張り好き」と言う「文化的特性」からして、日本では
ボリンジャー・バンドは逆張りで用いるもの、と「相場が決まって」居たりする。
増田教授の本では、偏差値の高い・低い学生の「メタファ」を持ち出したりしていたが、
偏差値70の学生が、一年間に亘って、20回模試を受験して、ある教科一つだけでも
良いが、20回連続で偏差値70を取り続ける事、或いは、逆に偏差値38の学生が
同様にして、20回連続で偏差値38を取り続ける事について、その確率を
考えて見るといい。
果たして、此れは、確率的優位性の問題だろうか。

判らない人は、取りあえず、±2σでも、±3σでも良いから、
其れを仕掛けポイントとして、「順張り」をした時、如何で有るか
検証して見れば良い。

利喰い方法?
そんなの自分の「脳」で考えなさい!

誠実さと欺瞞

 テクニカル系の解説書は使用する指標が万能であるかのような説明に終始しがちです。筆者のスタンスで感心したのは「ボリンジャーバンドを描くために使用した計算方法が統計学的な妥当性を持つと断言できると思っているわけではない」と断言している点です。
 ルボー・ルーカスの「マーケットのテクニカル秘録」では統計的意味のあるデータサンプルは最低でも30個必要である点を指摘しています。ボリンジャーバンドのデータ数として20日移動平均を筆者は勧めていますから、一種のフィクションである点を明確に認めている態度は誠実であると評価出来ます。
 そのうえで、ボリンジャーバンドの活用法についての解説が展開されます。株価のボラティリティを計測するためのツールとしてボリンジャーバンドが非常に有効である点は納得ができました。
 日本ではボリンジャーバンドをレンジ相場における「売られすぎ・買われすぎ指標」として位置づけけていますが、筆者はボリンジャーバンドをそのような目的のためだけに使うのではないことを明快に解説してくれます。ボリンジャーバンドの下限に株価がタッチしたら買い、逆は売りという戦略は、本書の「バンド・ウオーク」「スクイーズ」といった章を読めばそれらがボリンジャーバンドのメインコンセプトから外れていることにすぐ気がつくことでしょう。
 ただし、ボリンジャーバンド以外の指標を併用することで予測確率を向上出来るという矛盾(指標の併用は確率の積であるから結果として予測確率は低下する)や、本来株価とは相関性が無いことが判明している出来高分析によって、ボリンジャーバンドの足りない部分を補おうとする姿勢は納得出来ませんでした。

指標の考案者によって書かれた上質の解説書

 相場をやる人なら、ボリンジャーバンドという指標を一度は耳にしたことがあると思います。標準偏差を移動平均の上下にしたのがボリンジャーバンドで、標準偏差バンドなどとも呼ばれます。
 ボリンジャーバンドという名称は考案者であり、本書の著者であるジョン・ボリンジャー氏の名前を付けたものです。著者はさまざまなパターンでのボリンジャーバンドの使い方を丁寧に解説しています。テクニカル分析に詳しい人なら十分に理解できますし、テクニカル分析力をアップさせたい人は、是非とも読んでおきたい1冊です。

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